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2004.07.26

 7月23日 金曜日


 休暇を取って、ちょびっと旅行に。少しゆっくり目に起床、新幹線で福山へ。ひかりレールスターに乗りたかったんだけど、自動券売機ではレールスターかどうかわかんない。調べ直すのが面倒臭いのと、のぞみが早く取れるので、普通にのぞみで行くことにした。

 福山は統合されたが、ご存知NKKのお膝元。なので結構降りる人もいるのかと思ったが、降りた人はまばらだった。新幹線の改札も人が二人手で乗車券を回収。ヤル気のなさ100%な気がするのは、自分が関西の人間なことを自覚させる。地方はそんなもんだし、県庁所在地以外の都市というのは、たいがいそんなもんだ。

 福山は確か空襲があった筈なので、駅前は比較的余裕のあるレイアウト、と勝手に想像する。鞆港行きのバスを探す。15分間隔で出てることと、出発する時には座席がほぼ一杯だったのを見ると、比較的人が多いところなのかもしれない。無論この時間はおじいちゃんおばあちゃんで一杯。

 市の西側を流れる芦田川を渡って、川沿いに南下。大きな川だ。川を見ながら、この堤防では決壊したときが大変だな、とか、近くのバス停の「水呑」なんていう土地はかつてそういう被害があったのかな?とか旅行者の気楽な気分でまたまた勝手に想像したりする。バスは川を離れて一旦山の中を入ったと思ったら、突然左手に海が見え出した。目的地も近い。

 間もなく終点の鞆港に到着。バスを降りたら、体中が潮の香りに包まれる。お腹が空いたので、料理屋に入って食事。鞆は鯛の町なので、当然鯛を扱う店が多い。贅沢に鯛茶漬けをいただく。鯛というと、身がしまって歯ごたえのある刺身、という印象があるが、こちらの鯛は柔らかくて旨い。あとはご飯が旨ければ文句はないのだが、港町でそれを望むのはお門違い。ごちそうさま。

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 というわけで行動開始。最初は対潮楼に上って瀬戸内海の景観を眺める。朝鮮通信使が絶賛するのも頷ける。高い所だからなのか、風が入ってきて心地よい。展示している資料を眺めたりしながら後にする。

 町の中は、さすがに住居は昭和以降の建物のように見えるが、商家は近世以降の古い建物だったりと、違った時代の建物が混在しているような雰囲気。戦前の町並みというのは、こんな感じだったのだろう。しかし昔の住宅は、軒先に思い思いの花の鉢植えを置いたり、壁に這わせたりしているんだね。それだけでも目を楽しませてくれて、暑さも多少は和らぐ。

 歴史民族資料館は、鞆で唯一の現代的なコンクリートの建物といったところか。港の北の小高い丘で、かつて鞆城があった場所にある。建物の割には展示物は今ひとつのような印象を受けた。コレはひょっとして、所謂一つのハコモノ行政の産物なのだろうか?

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 丘を降りて、念願の鞆港へ。常夜灯へ。先客の若いお兄さんがさかんに写真を撮っていた。雁木はこんなに段差がゆるやかだったら、近世の西回り航路の大きな船だと停泊できたのだろうかとか、勝手に想像する。焚場は少し遠いみたいなので、暑いし今日は諦める。

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 ここから北側に伸びる通りは景観保護がされていて、趣のある通りだ。旧家が石畳のせまい通路を挟んで並ぶ。もう少しお金をかければ、電柱なども地中に埋められたりして、もっと良くなるのだろうが、観光地化を進めると、それだけ人が来るようになるので、趣が失われてしまうことにもなるだろうし、難しいところだろう。所謂観光地化してしまうことは、地元で静かに暮らす人達にとって、ある意味覚悟のいることなのではないだろうか。

 と今日はくたびれてきたので、ここまでで旅館に入る。風呂に行ったら誰もいなかった。ラッキー。窓から見える瀬戸内海の風景が独り占めだ。

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